前回は記事では試験1問題1・2の勉強法をご紹介!
今回は試験1の残りの問題についてです。
試験1問題1・2をチェックしたい方はこちら↓↓
不合格時の勉強法
とにかく、使用している問題集(過去問題や、合格するための本)をそれぞれとにかく順番に解く。
つまり、試験1→試験2→試験3の順番通りに解いていく。
答え合せは基本的には全問題終了後にまとめてしていました。
合格した今回の勉強法
今まで同様、順番に解く時おありましたが、必ず「横に解く」を取り入れるようにしていました。
「横に解く」とは?ですよね。
同系統の問題を平成30年→平成29年→平成28年・・・というように年代をスライドさせて、同じ系統に慣れる!という方法です。
対策講座の問題がそのように作られている場合は、積極的にその問題を使いました。
個人でも問題をパソコンに取り込んで(ワード入力してデータ化して)、同じような問題に取り組みました。
パソコンに取り込むと、キーワード検索で問題が探せるようになるので、最初は面倒ですがその後は楽に問題を探せて練習できるので早くから準備する人はやってみる価値あると思います。
でも、「正直、探すのが面倒・・・」というときだってあります。
そんなときは、「合格するための本」がおすすめです。
ご存じのとおり、この問題集は「言語一般」「地域」など分野毎に区切られているので、その分野に沿って進めることができます!
注意する数字
過去問をたくさん解くのは勉強法の王道だと思います。
私もしましたし、合格を目指すなら避けては通れない勉強法だと思っています。
ただし、具体的な数字が出てくる問題の勉強は要注意です!!!
古い教材は特に!
基本的に「言語一般」「日本語教育史」「教授法」などのように時間が経っても変わりにくいものは過去の教材を使っても問題ありませんが、数字が出てくる問題は最新データを使うことが多いですよね。
わざわざ「5年前の観光客の~」と古いデータは使いませんよね。(もちろん、現状との比較などであえて問題として使うことは否定できませんが)
・観光客が何人くらいいたのか
・在日外国人
・日本語学習者数(世界/国内)
・日本語学校の数
・在日外国籍児童数
・外国人の多い都道府県とその在住者数
など、、、
時代と共に変化のある数字情報、国や地域のランキングには気をつけましょう。
これに関しては、問題集だけを眺めていても仕方がないので、ニュースにも目を向けた方がいいかもしれませんね。
しっかり読まず、表面をさらうだけでも意味があると思います。
この辺の問題は時事問題と関係がある分野だと考えています。
私は2020年の試験でたまたま「月刊日本語の復刻版」が出たタイミングだったので、この本からも情報をもらいました。
ほかにも日本語教育の現状を簡単に確認するには次の本もおすすめです。
日本語を教えよう!(2021) 一生をかけた仕事にする人、増えています。 外国人に日本語を教えたい人のための完全ガイド (イカロスMOOK) 価格:1750円(税込、送料無料) (2021/1/10時点)楽天で購入 |
日本語教師になりたい人向けの内容にも感じますが、業界の動向とかに関しても書いてあるので簡単に確認するにはもってこいです。
ほかにも合格するための本は問題のページの前に業界に関する情報が書いてあるので、そこを読んでおくのもいいかと。
おわかりのとおり、私は「合格するための本」がお気に入りです。
毎年出るので情報も新しいし、ポイントがしっかり押さえられているので重宝しています☆
令和3年度日本語教育能力検定試験合格するための本 [ アルク日本語編集部 ] 価格:3080円(税込、送料無料) (2021/1/12時点)楽天で購入 |
注目するトピック
・やさしい日本語
・技能実習生
・入管法
・留学生の内訳
・特定技能
・日本語教師国家資格
など、ニュースに上がっている「日本語」「日本語教師」「留学生」「外国人」のようなキーワードに関係があるような内容はさらっと気にしてみてはいかがでしょうか。
特に数年にわたってニュースに上がっているようなことや、日本語教育という業界を超えて話題になっているようなトピックは試験に何らかの影響があるかもしれないと思ってさらっていました。
もちろん、試験に出なくても生活している中で生きてきたりします。
それこそ、実際に学生指導をするようになると必要な情報もあるので、いずれにしても「勉強してソンした」ということにはなりません。
基本的に知識はどれだけあっても損することはありませんからね!
貪欲に吸収していきましょう!!
まとめ
あくまでも自分が成功した一因だと思ってるだけではありますが、同じ系統の問題を解くというのは、行き詰まっている人にこそ試してみてほしいです!
問題の傾向の確認が簡単にできるし、何より、問題を解いているうちに記憶に残ります!!!
単純に暗記するだけでは難しい問題(そもそも、単純に記憶するということが難しい・・・)も多くあるので、歌詞を覚えるように「繰り返していたら、覚えていた!」を目指しましょう☆
ちなみに、歌詞の例は東大生が勉強の記憶のメカニズムみたいなことを話していたときに例として出していました。
頭のいい東大生も「何度もみる→記憶」は実践しているんですね!