「現地では、絶対に英語を使う仕事がしたい」「日本食レストラン(ジャパレス)には行かないぞ」「ネイティブと一緒に働きたい」という話をよく聞きます。
そこで、仕事探しの現実と効率的な探し方を紹介します。
今回は、自分が行っていたオーストラリアでの情報です。
①探し方:ネット
仕事の求人もネットに出ているので、そこから探す人が多いです。
日本人向けのサイトで検索すると、日本語での求人もあるので現地語がそこまで上手ではなくても仕事探しができます。
現地の人が見るようなサイトでも当然求人は出ますが、ワーホリ向けの求人でないことは多いです。
ネットで探す流れは、日本で経験している人も多いので、抵抗なく活用できて探しやすいですよね。
②探し方:口コミ
ワーホリの人を採用している会社は、人の入れ替わりが激しいです。
ビザの関係で1年程度で辞めます。
そのため、帰国が近くなると、そこのポジションが空くことになるので「誰か働きたい人いないかな?」となるんですね。
そういう情報はワーホリの人たちの中で広がりやすいので、「仕事探している」と発信するだけで結構簡単にクチコミにつながります。
雇う側もワーホリのことは理解していますし、慣れているのでスムーズに働けたりします。
③探し方:飛び込み
海外では、日本以上に飛び込みでも大丈夫だそうで、「求人は見かけないけど、ここで働きたい!」というときは、CVを持って飛び込みをしてもいいそうです。
ただ、仕事につながりにくい側面はがあるので、難しいと理解した上で「当たって砕けろ!」というつもりでとる手法と言えそうです。
④現実:ネイティブ向けの求人だと採用されにくい
これは仕方ないとも言えますが、
①ビザが短いので、採用したがらない
②言語の面で不十分
というのが大きな理由だと聞きました。
(当時、ネイティブ向けの求人に飛びついて落ちたのですが、面接の時に先方にダイレクトに聞きました!)
研修や、その後の仕事ぶりなどを考えると、ワーホリの人を採用すると研修をしないといけない回数が必然的に多くなり、せっかく一人でできるようになってもその頃に辞めることになるのでキツいと。
「それを言われちゃ仕方ない」って感じですよね。
ビザ以上に働くことはできないので。
そして、言語は人によって大きく差があるので、一概には言えませんが「ネイティブ」を求めている環境の人にとっては「学習中」や「学習しているけどネイティブの言い回しはわかりません」だと困るということですね。
分からなくなる度に他の人に聞けない場合もあるので、求められたレベルに達していないのであれば仕方がないと言えるでしょう。
求人を出している企業ごとに求めている人材があるので、マッチしない場合は諦めも肝心です。
⑤現実:レストランの求人が多く、採用されやすい
日本食レストランないしは、アジア系レストランは採用されやすい傾向があります。
もともとワーホリの人を採用していることが多いからです。
また、言語面でも、ネイティブレベルでなくても十分に仕事ができるからです。
日本のエスニックレストランの現状を見てもそうですよね。
外国人で日本語があまり上手じゃなくても、しっかり仕事ができています。
自分が海外に行くときは「外国人」になるので、同じことが発生します。
少しでも英語を使う環境を狙いたい場合は、ホールの仕事を探すといいでしょう。
勤務先によっては、面接の時に会話テストのようなことをするところもあります。
ホールだと、多少の会話ができないといけませんし、電話対応もあるので「話せない」場合は採用されにくくなります。
一定のレベルには達していたほうがいいでしょう。
反対に話すのは苦手だけど早く働きたいという人はキッチンにすると言語に関係なく仕事につながりやすいです。
実は、レストランの求人はワーホリ渡航者におすすめ求人です。
賄いがあるところが多いので、食費の節約にもなります。
日本食レストランであれば、日本食が恋しくて…ということも少なくなります。
海外だと値が張りがちな日本食が無料で(もしくは安く)食べられるので、ありがたい限りです。
⑥現実:ファームジョブ
オーストラリアの場合は、所定の仕事に従事することで一度だけビザの延長ができます。
そのため、人気の仕事の一つです。
季節労働なので、雇用側も長く働くことを前提としていないらしく、お互いの利害関係が一致しているんですよね。
そして、日本同様、現地の人はやりたがらないので、外国人が働くことに寛容です。
ただ、劣悪なオーナーがいる話もよく聞くので、自分が行こうと考える場合は、経験者に話を聞いたり、調べたりして大丈夫なところなのかしっかりと確認しましょう。
まとめ
仕事をしないで現地で生活できるという人は稀ですよね。
仕事探しは、渡航前に考えていた通りに実現することは難しい場合も多いです。
反対に、割り切ってしまえばけっこう簡単に見つかったり…
いずれの場合でも、満足のいく環境と巡り会えるといいですね。
もし、合わないところだったとしても、新しいところに移動しやすいのがワーホリのメリットです。
異国で我慢しすぎないでお気楽に構えましょう♪