コロナの影響で学生の入国が思うように進んでいないところも多いと思いますが、最近は学生が入ってくることを見越して求人が上がってきていますね。
実際に少しずつですが入国が始まっています。
(年末年始のコロナ陽性者急増、変種株の感染例発表でこの先の雲行きが怪しい方向に逆戻りしているようにも感じますが・・・)
このタイミングで新しく日本語教師になられる方や、学校を変えようかと見当している方もいらっしゃるでしょう。
あくまでも個人的な意見ですが、「思ってもみなかった教師生活・・・」とならないためにも、よかったら参考にしてみてください。
①授業中の学生の様子
もちろんですが、せっかく行くんです!
これからどんな学生に教えることになるのか、見ておきましょう。
見てほしいポイントは「学生の取り組む姿勢」「机周りの環境」です。
「学生の取り組む姿勢」とは、学生が寝ていないか、不必要にスマホを使っていないか(その他、内職をしていないか)、教員の指示は通っているか、教科書など勉強に必要なものは机の上に出ているか、を指しています。
あなたがどんな学校で教えたいと思っているのかにもよりますが、いくら辞書でもスマホばかりでは、そもそも先生の指示が通らなくなってしまいます。
環境が整っていないのに授業をしても、教科書は見ていない、何度もその時点の学習箇所を言わなくてはならない、などムダも増えます。
多くの人は、注意することが増えたり、むだが増えたりすると同時に、ストレスも増していくと思われますので、ご注意を!
見学のときは「外部の人が来る」という状況です。
学生たちもいつもと違う雰囲気に、少しいいかっこうをしようとしたり、緊張した雰囲気で取り組んだりすることが多いと思います。
なので、そんな場面でもキチンとしようとしないという場合は・・・あなたが先生として授業をしても、「真面目に」授業を受けるという雰囲気にはならないと思った方がいいでしょう。
残念ですけどね。
「机周りの環境」はかばんをどこに置いているのか、お菓子などは出ていないか、を見てはいかがでしょう。
かばんを置く場所は学校によって多少違いますが、さすがに机の上に置いたり、おなかのところで抱えるようにしたりしている学校はないと思います。
飲み物は授業中でも適宜飲んでいますが、さすがに食べ物は・・・ダメでしょう(-_-)
休み時間と授業時間のメリハリという意味でも、許容範囲かどうか見ておきましょう。
いい、悪い、ではなく、日本人的な感覚で「当たり前」と思ったことが当たり前ではないと気がつくのは日本語学校です。
言わないと分からないこともありますから、指導されていないのだとしたら学生からしたら「え、自国では普通」と悪気がない行動も多々あると思います。
でも、私は見てしまいますし、見た方がいいポイントだと思っています。
②先生同士のコミュニケーション
見学の1回だけで決めつけてしまうのはよくないですし、そもそも気がつかないまま見学が終わることも多々あるのですが・・・
ただ、たった1回の見学で違和感を感じるのであれば、実際に勤め始めてから「なんだ、勘違いだったのか!」という結論に至ることは少ないでしょう。
「主任の話し方」「常勤と非常勤に優劣はないか」「学生に対して過剰に高圧的ではないか」「そもそも職員室でコミュニケーションがあるのか」という点にアンテナを張っています。
また、極端な「日本文化推し」みたいなものを感じないかどうかも気をつけています。
日本で暮らすので、ある程度の日本文化を共有することや、必要に応じて学生に変化を求めることが必要なことも確かにありますが、やり方を間違えたり、極端なことをしたりすると「文化強要」になりかねません。
気をつけたいものです。
③学校・教室の装飾
壁に進路関係のポスターが貼ってあったり、季節のイベントの装飾があったりしますね。
何もなくてももちろんいいですが、私は特に季節的な装飾がある場合は「誰が作成しているのか」をさりげなく聞きます。
学生に授業の一環で作ってもらったものを掲示しているのか、先生が作るのか・・・
後者だった場合は時間外にやる可能性を考えます。
日本語学校って、どうしても時間内の業務は多いし、学生対応に時間が取られて予定通りに進まないこともあるし、その中で装飾作成となると・・・
学校によっては時間外作業確定なので。
この点は、上の考え方が大きく影響するとは思いますが。
④オンラインを含めた授業方法
今回のコロナでオンライン授業の必要性が大きくなりましたが、あいにく日本語教育界はまだまだICTには弱いと感じています。
積極的に取り入れようとしている学校もありますが、そうでない学校も多いですし、一生懸命取り込もうとはしているものの実際はできていなくて教員個人任せになってしまっているとか・・・
個人的にはアナログ重視のところは、わざわざ選ばないかなと思います。
何が怖いかって、アナログ重視だと、ICTに必要なもの(プロジェクターや接続コードなど)は個人持ちで準備しないといけないことが多いです。
そして、オンラインに移行できないことで、緊急事態宣言など致し方ないとはいえ、教室で授業ができなくなったときに授業がそのまま任されなくなってしまう場合があります。
そうなると、あるはずだった収入がなくなります・・・
正直、国の補償では十分ではないことも多いので、教室対面授業ができなくなっても「授業はできる」という環境は現在においては大事だと思います。
せっかく、このコロナ禍で就職活動、転職活動をするのであれば、自分の可能性を広げられたり、その就職先で自分の生活を守れる可能性が高い環境を選んだ方がいいですよね。
ちなみに、私は最初はアナログ教師でしたが、少しずつICTを活用するようになりました。
まだまだ勉強中ですが、ICTを活用した授業のやり方は準備してしまえば使い勝手はいいし、いざアナログ授業を求められても対応できます。
もし、将来的に海外など働く環境によってICTが使いづらくても、アナログ化することは難しくないですよ!
いずれにせよ、ICTが進んでいる学校の場合は教え方の幅があるので、今からならアナログ推しの学校は選びません。
⑤学校図書
職員室にある教材です。
たくさんあればいいという意味ではありませんが、教材が更新されているのか、どんな種類の教材があるのか、可能であれば見てみてはいかがでしょう。
学校によって、EJUの教材が全くなかったり、新版が出ても古い教材のままだったり・・・
もし、EJUの教材がなかったら、「この学校ではEJUの対策はしていない」「EJUを目指している学生は今のところいない」と予想ができます。
私が勤務した学校では、申請したら学校の教材を借りることができました。
日本語関係の教材は正直、値が張るものも多いので・・・学校図書が充実していると助かります。
必要なところだけコピーして研究することもできますし。
まとめ
ほかにも気になるところは「確認メモ」みたいなものを作ってから見学へ行かれることをおすすめします。
学校へ行くと、緊張するし、あまりゆっくり見られないこともあります。
リストがあると意識して確認ができるので、「なんとなく見学した気がする」という見たつもりを避けることができるでしょう!
日本語学校はいろいろなタイプの学校があると思います。
全部が悪い学校というわけではありませんが、個人の性格と合うかどうかは分かれると思います。
少しでも有意義な学校・授業見学をし、自分に合った学校と巡り合わせがあるといいですね♪