私は自分が病気になったことも、入院したことも、手術したことも・・・基本的に家族以外の人には話していません。
話しているのは、ごく少数の実際にあった友達のみです。
今はSNSで発信することもできるし、会わなくても簡単に伝えることができます。
でも、簡単に不特定多数に連絡する内容ではないと思っているので、私の個人的な判断は「対面で」「今後も関係性が続く」「知っていた方がいいと思う」相手に限って伝えました。
なんと言いますか・・・
インスタグラムやfacebookで「入院しました!」みたいなポストを見るのはあまり好きではなくて。
コメントにも困るし、今ではテンションが低いときに見ると「私より軽いやん」と意味のない比較をしてしまうんですよね・・・
あ、そういうことを書いてはいけないとは思っていませんよ!
そうやってガス抜きをしている人もいるわけですから☺

私の話を聞いて、心配してくれているのは分かるけれど、不安の中で聞いたらモヤモヤが止まらなかったことばをあげます。
もちろん、今では「なんで気にしたんだろう?」と思うものもありますが・・・

治ってよかったね

うん、そうだよね。
退院したら「治った」と思うよね。
でも、何をもって「治った」としますか?
私は水晶体を取り、人工水晶体は入れられなくて失明はしていないけれど、網膜剥離になった目だけでは生活ができないくらいにしか見えていません。
私は「治っていない」と思っていますし、「今後も治りはしない」と思っています。
なぜなら、眼鏡で矯正できる範囲まで視力が戻らないのであれば、「治った」とは言えないと思っているからです。
生活してみて、そう感じたので・・・

「治った」というラインは主観でかなり差があると思います。
想像が及ばない病気のときは安易に言ってしまうのは避けたい言葉だと感じました。
自分も今後は気をつけたい一言です。

いつ治るの?

いや、これ、私も知りたい。
そして、医者にも分からない。
まさに「神のみぞ知る」ってやつですか?

さっきの話じゃありませんが、「治った」という線引きも分かりませんから、「いつ」なんて言われてもね?

あれだね。「治る」ワードのコメントはよくないのかもね!

非常勤、いいね。

うん。日本語教師は非常勤の人も多いし、時代的にも非正規雇用だからといって大きなマイナスばかりではないと思います。
でも・・・雇用形態は放っておいてほしいです。
私は、フルタイム契約になって担任も頑張るぞ!と思っているタイミングだったので、非常勤になってしまうことは残念な気持ちもありました。
金銭的なこと、立場的なこと、いろいろありますが、本人のコントロールとは違うところで勤務形態が変わってしまうことに関しては、コメントの必要はありません。

これと似ているのが「いつ仕事復帰するの?」「いつからフルタイムに戻るの?」「病気があっても給料が同じである以上は、同じように仕事をしてもらわないとね」でしょうか。
言っていることは理解できることもありますが、心が弱っているときには聞きたくないし、そういうときこそ自分が一番感じています・・・

見える???

これは、率直な感想だよね、きっと。
でも、「どんな風に見えているの?」「これ見える?」と言うようなのって、答えにくいんですよ。
何と説明したらいいのか難しいし、「なんだ、見えているんだ。じゃあ、大丈夫だね。」と言われるのは嫌だし・・・
多分だけど、経験したことのない人はいくら説明されても想像できないと思います(>_<)
中には、寄り添ってくれようとしているが故の一言だという人もいるのでしょうが、見え方を想像するのは難しいし、多分できません・・・

そして、「見える?」というのは、見えない前提での聞き方にも感じるので・・・
答えが雑になります。許してね♡

化粧できないの?

ちょっと毛色が変わってきますが、術後は化粧ができません。
私は、年内に再度手術があると決まっていたので、目の周りが荒れるようなことも避けたいと思っていました。
めぼとかも何か・・・怖かったし。
正直、もともと「メイクしないと外には出られない!」というタイプでもありませんでしたが、今回のことで基本的にメイクはしないで過ごすようになりました。
もともと、肌に合わなくて荒れやすかったし・・・

もちろん、術後しばらくたてば、普通に化粧はできます。
だから、メイク好きな人は待ちましょう!

「仕事するときは化粧しないといけない」みたいな暗黙の了解もありますが、事情がある人もいるし、個々の判断に任せてほしいものです。

まとめ

悪意に満ちた言葉ではないとは分かっています。
むしろ寄り添うつもりで言ってくれたことや、単なる疑問だと思われるものもあります。
でも、かなり参っていたとき、その直後・・・
精神的に無敵状態ではないので、ちょっとしたことが気になったりしますよね。

自分も、経験のないことに寄り添おうとするときは気をつけようと思いました。